わぐらぶソロイベ福島に行った その1

わぐらぶのソロイベントとは、ハチャメチャにかわいいWake Up, Girls! のみなさんがそれぞれ東北六県に来て最高のパフォーマンスをしてくれるという奇跡に次ぐ奇跡のようなイベントだ。知らない人はいないと思うし、仮にいたとしても今これを読んで知ったから問題ない。

 

で、吉岡茉祐さんが福島県郡山市でソロイベントをすることになった。私は最初行こうか行かないか迷っていた。こういうライブに初めて行ったのは去年の夏に開催されたWUGの4thツアー仙台だし、その後12月のわぐふぇすが2回目でどちらも知り合いがいるから行った。純粋に怖くないか? 全然知らない人が隣で光る棒を振って跳ね狂っているのは。いや、怖くないことない。前回のライブで「ななみーーーん!!!」と言いながらオレンジのサイリウムをぶん回す男(ななみんこと山下七海のカラーは紫。オレンジはみゅーちゃんこと高木美佑だから何もかもがおかしかった)の肘が頭にぶつかり、「痛い!!??!?」と行ったのに「オウフ……」としか言われなかったことは軽いトラウマである。こっちがオウフだ。片方が知り合いでもそのようなオタク事故に巻き込まれるのだ。両側が知らない人であればその事故に遭う確率は当然上がる。怖すぎる。だから最初は申し込みをしなかった。

しかしそんな私に神は再び二次募集の案内をしてくれた。よく考えたら自分は宮城で生まれて大学を岩手で過ごし青森で働いている。こんなに東北から抜け出せない人間が東北で開催されるライブに行かないなど、東北に生まれた意味がない。東北に住むな。

ついでにチャリティコンサートの募集もしていたので、私は吉岡茉祐ソロイベ昼夜とチャリティコンサートに応募し、チケットの抽選結果を待つことにした。

で、二次募集なのに普通に昼夜当選し、チャリティも当選したので、私は不安と期待で頭をおかしくしながら日々を過ごしていた。吉岡茉祐さんのソロイベを肉眼で見るだなんて本当に良いのか? という気持ちで仕事は上の空になり、出席番号を書く欄がない上に解答用紙が狭すぎるテストを作った。そして不眠だった私だがソロイベに行くことになった日から寝つきが良くなりすぎて授業が終わった時間に起きたこともあった。本当にすみませんでした。

そんなこんなであっという間にソロイベ前夜になった。私は弟の家に押し入りサイリウムを振りながらアアーと呻き続けた。弟は姉のこのような野生的な姿を見たことがなかったらしく若干怯えていた。夜もなかなか眠れなかったが、これは普通に弟が来客用の布団など用意しておらずフローリングに直寝する羽目になったからである。

ソロイベより前の話で千文字を超えたのでとりあえずここで一旦切り上げる。本番はここからだ。ここまで読んだからといって満足するな。これはいわゆるリハーサルなのである。