光子光線と槍人

数年前の話になるけど、かつてしまむらFGOがコラボTシャツを出した。

せっかくだし買うか〜と言って買ったのが、

アルテラのヴェールをモチーフにして「PHOTON RAY」とプリントされたTシャツ

クーフーリンとスカサハの槍が前面にプリントされ、左袖に「Lancer(筆記体)」と書かれたTシャツ

だった。面白くて買っちゃった。

 

アルテラのはデザインは個人的にはすごく好きなんだけど、いかんせん「PHOTON RAY」を直訳しちゃうと「光子の光線」になって、なんか闇の者が一瞬だけ夢見た言葉みたいな感じなんだよな。

ケルトは遠目から見ればただの線だけのデザインかと思うんだけどよく見たらゲイボルクで、左袖(なぜか左袖だけ)に直訳すれば「槍人(やりんちゅ)」と書かれたデザインだからちょっと恥ずかしい。ていうかこれに関しては着てから気づいた。なんで片方の袖にだけあるんだ。まあ両側にあったらかなり購買意欲下がっただろうけど……。

 

とはいえ、大学生時代はTシャツをびっくりするほど買っておらず、ライブTしか持っていない人間だったのでその辺に出かける時は着るようになった。まあ、街中歩いてると普通に謎の英文をデカデカとプリントした服で出歩いてる人もいるし。まさか光子光線って一瞬で直訳できる人もいないだろう。いたらその道の人だろ。槍人も槍人で知らん奴の左袖なんか誰も見ないし知らん奴の至近距離でTシャツのデザインを見たい奴もおらん。ということにした。ライブTシャツよりは主張が少ない。ライブTシャツは熱量がやばすぎる。

 

それから数年経った今、まだ。まだ着ている。Tシャツの良い所は流行り廃りがあまり無い(ないよね?)ことと、仮にボロボロになっても部屋着にできることだ。そもそもTシャツを着て歩く場面なんて近所の買い物くらいだし特に困っていない。私も他人もスーパーで気にするのは商品価格だけで人なんかどうでもいいのだ。

 

この2着を買ってからTシャツの便利さに気づいた自分は、夏にTシャツを買うと涼しくて良いなと気づいたのだった。それまではブラウスしか買っていなかった。

 

ありがとう。Fate / Grand Orderとしまむら。プリントが擦り切れたとしても最後まで使うからな……。

 

 

今週のお題「お気に入りのTシャツ」